『CANAAN』第１話感想。

　久しぶりに見ているあいだ、時間が引き延ばされる感覚に襲われました。没入しておりました。的確なキャラクター紹介、過去のつながり、これからの状況と伏線、カナンの共感覚の使い方と類稀なる射撃センスの提示、必要最低限で、印象的な台詞回し。意図として書き割りに見えるように描かれる、祝祭の風景。それらをすべて動きと絵で見せてくれました。すばらしい。感嘆しました。肉汁たっぷりのステーキを前にしたようなような飢餓感。これからの怒涛の展開を想像するだけでもうよだれが止まりません。正直、奈須きのこで武内崇だし、女の子が多いなということで、TYPE-MOON的な物語なのかぁとちょっと敬遠していましたが、どちらかといえば『ヨルムンガンド』や『ワイルダネス』*1に近い演出で、ほう、となりました。浅羽くんに言わせると「海外ドラマのかっこいいところを意識して、しっかりジャパニメーションしている」とのこと。うーん、次回も楽しみです。

*1:２作ともサンデーGENE-Xなのはご愛嬌。