『侍戦隊シンケンジャー』第十八幕感想

 今週のシンケンジャーで思ったのですが、登場人物の描き方が丁寧なのです。先週登場した6人目の戦士がどうやってシンケンジャーに溶け込むのかな、という話だったのですが、たとえばレッドと6人目の戦士寿司屋のゴールドが幼馴染で、子供のころの約束を果たすためにゴールドが努力してきた点です。この点に関してはシンケンジャーを視聴しているお子様に対して約束を守ることの大切さを伝えようとしていたので、登場人物の描き方とはちょっと違いますが。
 たとえば、レッドがゴールドを仲間にすることに反対して怒ったものの一人になったら昔を思い出して小さい頃とちっとも変わってないな、と笑ったり。反対されてお怒りのゴールドにピンクが「レッドはゴールドを仲間にすることで傷つくことが怖いか、幼馴染に弱みを握られたくないか、そんなところよ」と告げたり。ゴールドが屋台を引いて退散しようとしたらその先は階段で、その階段が退散したくないという気持ちの表れだったり。わずか25分程度の放送でよくもまあこんなに丁寧に描きましたなあ。サウスパークに似たものを感じたのでした。特撮だからって馬鹿にしちゃ嫌ですよ。