蕩れ

『化物語』第13話

なるほど。主人公の眼球が片方しか描写されないのと、『化物語』の画面が平面であることは関係があったのでしょうね。その平面をに展開されるテロップワークはすげー格好いいなあと思うわけですが、しかしそれでも今は『化物語』を観てる場合じゃない。『NEE…

『化物語』11話

『化物語』にあって、撫子以外の登場人物の抱える問題は、すべて「家庭」に端を発しています*1。これは、ですから、同じ『メフィスト』発祥の作家としての、西尾維新による舞城王太郎へのアンサーフィクションとして捉えることも可能なんじゃないかと思えた…

『化物語』第10話

まああれです、非常に駄目な回です。個人的には、今回のように未完成品が放映されたりするほうが「エンドレスエイト」みたいなことよりも問題としては大きいと思うのですが、どうなのでしょう。富士山回を反省して、こつこつ積み上げてきたものがこれで一気…

『化物語』第8話感想

色々と端折りすぎでしたが、「するがモンキー」は正直そんなに好きな話じゃないのでこれでちょうどいいくらいでした*1。Bパートでは大塚英志さんの『キャラクター小説の作り方』のキャラクターの可傷性についての議論を思い出しました。素直に「うわ、痛そう…

『化物語』第7話感想

えー、おれは神原駿河というキャラクターが好きではありません。「するがモンキー」という話も好きではありません。でも沢城みゆきの演技は好きなのです。このへん、非常に複雑なものがあります。パイナップル入りの酢豚すげー不味いけどとりあえず肉喰いた…

『化物語』第5話感想

めでたしめでたしの第5話。さて、原作を書いた西尾維新の話。彼のような小説を書く連中というのは、素人文芸の世界にはそれこそごまんとおります(パッケージングされて本屋に並んでいる商品としての「小説」群にあってこそ、ライトノベルや携帯小説は異端な…