侍戦隊シンケンジャー三十六幕感想

 これまで私は基本的にシンケンジャーの脚本を称賛してきましたが、今回はどうでしょうねえ。シンケンゴールドのウメちゃんがシンケン5人に寿司を食べさせてやるところから話が始まりまして、シンケンイエローのことはに「何が食べたい?」とたずねたら、少し考えて「カレーライス食べたい」とおっしゃるわけです。ウメちゃんはがんばってカレーを作って食べさせたらうまいんだ。すると、ウメちゃんの寿司屋はカレーで大繁盛。
 まあ、あらすじの紹介はここまでにしておきます。前回に続いて、シンケンジャーは自分の生活とか夢を犠牲にして戦ってるってことなんですけどね。そういう話がシンケンジャーの本筋である外道衆との戦いとからんでこないのです。昔の特撮ヒーローなら、敵がみんなの夢の邪魔をしてきてそれを倒すという話が多かったのですけど、敵との戦闘とシンケンジャーたちの生活や夢が完全に分離しているのです。こんな脚本で大丈夫なのかな。
 仮面ライダーWのほうはそういう分離が起こりそうにない設定なので、観ていて安心するというかすんなり戦闘パートに入っていけるのですけど。ただ、このような分離を起こすような脚本はあまりないので、心配する必要もないでしょう。引き続き、シンケンジャーを楽しみます。