ぎょう虫検査の思い出

 やあ、みなさん、1Q84年のときは2歳だった正田展人です。浅羽君からむちゃぶりを承りました。それでは語って参ります。
 あれは今から20年前のことでした。小学生の私は鼻たらしながら、ぎょう虫検査の方法がわからずに検査用のビニル製シールをにらみつけていたのでした。だいたい、これが何の検査なのかもわかりません。どこの検査なのかもわかりません。誰かに聞くのがなぜか恥ずかしかった私はどうにか自分一人で処理しようとしていたのでした。
 考えた挙句、思いついたのは、口にぺたんとくっつけて提出するというものでした。ちょっと悩みましたが、チュッとキスしてカバーをして学校の先生に提出したのでした。
 後日、「正田君のおしりはものすごくきれいだね」だってさ!! なんか、ちょっと引っかかったのですが、ものすごくうれしかったのを覚えています。クラスのみんなもどよめきましたし。良い思い出です。今でも先生のまぶしい笑顔と友達の羨望のまなざしが忘れられません。
 それでは、予定どおり川口君にむちゃぶりをぶつけて参ります。「HIP-HOP」でいかがでしょう。ちなみに今日の思い出はフィクションです。読んでくれてありがとねぃ!