エアバスA380とボーイングB787

 どうも東京ジュピターから無事に生還いたしました川口です。というわけで『ラーゼフォン』を途中まで見たのですが、『エヴァ』とほとんど同じようなモチーフでもってより叙情性を高めた感じの描かれ方をしているように思いました。いや『エヴァ』が叙事なのかと言われるとうーむ、なのですが。あと中田譲二はほんとうにかっこいいですね。
 さて川口は戦闘機は大好きなのですが、どうにも旅客機については正確な違いがわかりません。ただ日本ではあまり馴染みのないエアバスが海外の航空産業ではかなりの優良企業でありながら、軍需のほうには手を出していない、ということぐらいしかわりません。なので川口がどうして戦闘機に魅力を感じるのか、について簡単に説明させたいただきます。戦闘機は決して人間に優しい乗り物ではありません。もちろん兵器という意味ではなく、最新テクノロジーの結集でありながら、乗り心地が最悪である、という意味で、です。旅客機が止まって見えるほどの性能を有し、一歩間違えばあっさりとパイロットを殺しかねない圧倒的なエネルギーを秘めている機体。ここには有史以来、人間が人間以上の存在に対する羨望がかたちを変えて確かに存在します。川口が感じているのはそういうものなのかもしれません。人と機械、この関係について実に思索的な小説が7月中旬に、そうです神林長平の『戦闘妖精 雪風』の第3部が発売となります。これを期にいまいちど読み直してみると面白いかもしれません。
 では、次回の浅羽くんに十手術をむちゃぶりしたいと思います。